公益財団法人 岡谷市スポーツ協会
会長 武井富美男
今年も地震や豪雨等による災害が日本の各地で発生しており、亡くなられた方々や被災された皆様には心からご冥福とお見舞を申し上げます。特に被災地でスポーツ活動の復旧・復興に当たっている関係の皆様には、心から敬意を表する次第であります。
令和2年1月頃から発生しました新型コロナウイルス感染症も昨年5月8日の「5類」移行後、岡谷市スポーツ協会の事業も、また、各種競技団体、スポーツ少年団の競技会や練習等も余りコロナのことを気にせず実施できるようになりましたことを嬉しく思っております。また、地区体育協会の皆様におかれましては、スポーツを通じて健康づくり、地域の交流等も活発になってきております。
当協会は、コロナ禍にあって財務会計的にも厳しい時期もありましたが、何とか乗り越えて参りましたことに関係各位のご尽力に御礼を申し上げる次第であります。このような中、コロナで新規に実施ができなかった法人の広報活動の一部でもあります岡谷太鼓祭りの流し踊りへの参加、また、スポーツ体験発表会が令和5年度には実施できましたことは、嬉しく思います。
最近は、少子高齢化、大都市への人口の流出の影響で、地方でスポーツをする人の絶対数が減少しており、色んな所に影響が出ております。競技団体での選手など関係者の高齢化は、若い選手がいないなど団体の維持・運営を困難ならしめております。このような中ではありますが、令和10年には、国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会が長野県で開催予定となっております。是非、岡谷市からも大勢の県代表選手が出ますようご祈念申し上げます。幸いにも小学生・中学生の中には全国大会で頑張っている選手もおりますので明るい材料もあります。
最近は、スポーツの理念や在り方などスポーツの原点に帰った議論がマスコミ、書籍などで活発に繰り広げられておりますが、私共は、常にこれらの議論を注視していかなければならないと思っております。
スポーツは、その人の人生に大きな影響を与え、また、特に競技スポーツは、人々に勇気と感動と希望を与えてくれます。
結びに、競技団体、スポーツ少年団、地区体育協会の皆様は、更に奮起されスポーツ活動に励んでほしいと思います。また、市民の皆様には更に多くのスポーツをする機会を持っていただき、健康で楽しい日々をお過ごしいただければと思います。そして、(公財)岡谷市スポーツ協会にも更なるご理解・ご協力をいただければ幸いであります。
令和6年6月記